「伝書と技法の喰い違い」・・・武田時宗先生と久琢磨翁とのやりとりから。
上記の時宗先生の記された内容は大変興味深いもので宗家の考え方がよくわかります。免許皆伝者の久琢磨先生にその違いを便箋に書かれたのか、言うまでもなく免許皆伝者だからの一言に尽きます。それ以上の説明は不要でしょう。
世間ではいろいろな大東流の歴史や人物像が描かれていますが、こうも身近に私が久先生や時宗先生らの文面のやり取りから事実や真実に触れることになるとは想像もしていませんでした。今、総伝(植芝、武田技)を指導できるのもアサヒ関係者のお陰です。
クラブでは、許せる限り正確に総伝技(写真帳)を土曜クラブの方々を中心に稽古伝承しています。
注意していただきたいのは、総伝写真集には写真技と技法解説文言には大きな喰い違いが多々あり、また技と写真の喰い違いもあります。
しかし、それは後にすでに久先生と同僚とで手書き修正されています(タイプもあります)。その修正総伝写真帳の存在は大変貴重です。現在、総伝研究稽古されている方々も多くいますが、正しい継承技であることを願っています。
其之二に続く
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