top of page
検索
Lee

伝書と技法の喰い違い 其之一

更新日:2023年3月1日

「伝書と技法の喰い違い」・・・武田時宗先生と久琢磨翁とのやりとりから。

 上記の時宗先生の記された内容は大変興味深いもので宗家の考え方がよくわかります。免許皆伝者の久琢磨先生にその違いを便箋に書かれたのか、言うまでもなく免許皆伝者だからの一言に尽きます。それ以上の説明は不要でしょう。

 世間ではいろいろな大東流の歴史や人物像が描かれていますが、こうも身近に私が久先生や時宗先生らの文面のやり取りから事実や真実に触れることになるとは想像もしていませんでした。今、総伝(植芝、武田技)を指導できるのもアサヒ関係者のお陰です。

 クラブでは、許せる限り正確に総伝技(写真帳)を土曜クラブの方々を中心に稽古伝承しています。

 注意していただきたいのは、総伝写真集には写真技と技法解説文言には大きな喰い違いが多々あり、また技と写真の喰い違いもあります。

 しかし、それは後にすでに久先生と同僚とで手書き修正されています(タイプもあります)。その修正総伝写真帳の存在は大変貴重です。現在、総伝研究稽古されている方々も多くいますが、正しい継承技であることを願っています。


其之二に続く

閲覧数:60回0件のコメント

最新記事

すべて表示

西宮道場と合同稽古指導

いつもなら準備運動に杖、剣の素振りを実施いたしますが、今回は割愛。 座動にて準備運動を始め、体の転回、打ち込みで体温を上げ、二~四箇条鍛錬に進み準備運動完結。  水分補給後、初伝割愛し、本日は総伝技のみの通し条にての総伝技稽古(1巻~9巻を概ね順番に繰り返す稽古)入り。...

認定書

現在の大東流合気柔術琢磨会の認定書は総務長名とその名前の上に角印が押印されています。それを今回昇級昇段された方々が賜ることになります。  朱肉角印は総務長名の上に押されていますが、今の認定書には故人の惣角先生や久先生の角印はありませんし、当然、惣角先生や久先生の実角印を真似...

教授代理と教授

大東流で言う教授代理とは、免許皆伝者の代わりに技を教授しても許されるものとしてとらえられていますがあくまでも代理に過ぎず免許皆伝者ではありません。 琢磨会での教授代理の資格は以下の3点が前提。 ①高位段位者 ②118箇条習得済 ③久先総伝技(惟神含む)熟知、特に総伝技の継承...

Kommentare


bottom of page